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2020.11.1-8

 11月1日(日)

 とうとう11月になった。母は昨日で85歳。その割に元気で頭はぼけていない。物が捨てられないが、それはこれくらいの年の方々に共通していると思う。中小の4曲屏風に線を入れて描き始めた。夏野菜のプランターを耕して苦土石灰を入れた。夜は、妻と娘が準備して、母の85歳の誕生日を祝った。ケーキは私が連れて行って母が買って来た。喜んでいた。ちょっとシャンペンを飲んでいた。


11月2日(月)

 半日勤務。今日は昨年の私が研修を担当した2人が飲みましょうと誘ってくれたので、武豊の「すもうbar」に行った。なかなか面白い店だった。味も良い。2人とも、今年はのびのびと活躍しているようで、頼もしかった。この立場で、研修を終えてからも、このように誘ってもらえることはとても幸せなことだと思った。


11月3日(火)

 夕べはほとんど食べなかったので、帰ってから少しつまんで寝た。それでも体重は減っていた。8ヶ月ぶりに電車に乗り、9ヶ月ぶりによる外で食事した。やはり、気分が晴れる。歌田眞介先生から東京での個展の案内が来た。学生時代に大学の夏季集中講義でとてもお世話になった。たまたま常滑が気に入られ、常滑の絵を描いて確か4年前に常滑で大規模な個展をされて、その時のオープニングに参加させていただいた。今回は個展を見に行けないので、手紙を書いて送った。

 私は大学の卒業論文で「カマイユ」をテーマにした。カマイユとは、今では褐色と白のモノトーンで描いた上から色をグレージングして仕上げる技法とされている。しかし、褐色だけでなく様々な色でカマイユが行われていたが、褐色が多かったので今のような定義になった。装飾品のカメオはカマイユに由来している。大学院では「混合技法」を卒業論文を修士論文とした。混合技法とは簡単に言うと、テンペラ絵の具と油絵の具を併用する技法である。ファンアイク兄弟が油彩画を発明したと言われているが、実は、ファンアイク兄弟の絵は混合技法で、油彩を色つきのニスとして使用している。油絵が油絵の具だけで描かれた歴史は意外と短い。この技法の中に、支持体を含め、絵画組成の大切なルールがある。これは、下は脂分を少なくし、上に行くほど増やすと言うルールだ。そして、油絵の具の透明感、やグラデーションの作りやすさとテンペラ絵の具の細密さを1枚の絵の中で生かせる。この研究を支えてくださったのが歌田眞介先生と坂本一道先生だ。

 今の私の絵はその応用である。テンペラ絵の具の代わりに、最初はモデリングペーストとアクリルガッシュ、油彩を使った後はアキーラを使っている。


11月4日(水)

 今日は恵那に出かけた。松茸料理を食べるためだ。湖楽園という店を予約した。先週電話で予約したら「本当は11月3日まで。」と言われたが、2人だったので引き受けてくれた。つまり、本当に今シーズン最後の味を味わうことになった。名古屋は高速に乗り、長久手から下道を走った。信号がない。2時間半ほどで恵那に着いた。土産物屋を見て回り、湖楽園へ。飛び込みのランチのお客さんと予約のお客さんで入る棟が違っていた。個室に通されて2時間半のゆっくりとした食事を味わった。キノコ料理三種の前菜、土瓶蒸し、焼き松茸、松茸のすき焼き、松茸入り茶碗蒸し、松茸ご飯と味噌汁、デザートも凝った物だった。何本松茸を使ったのだろう。お腹が本当に苦しくなった。その後、土産を買いに駅近くの和菓子店「寿や」へ行き、栗きんとんと栗納豆を買った。とても美味。帰りは高速道路で帰ったら1時間半くらいで帰ってきた。買い物に行き、出発前に水につけて置いた昆布と干し椎茸で出しを取った煮物を作った。お腹が空かず、普段の半分も夕食を食べることができなかった。


11月5日(木)

 娘が馬鹿みたいにでかいハンバーグを作った。ハンバーグヘルパー3つも使って。


11月6日(金)

 ギャラリーdziへ澵井晋平さんの展覧会を見に行った。2日にお母様がなくなったと言うことで、展覧会は始まったが全ての作品がそろわない状態だった。ご本人は今3点絵をもって、会場に向かっているという状態だった。2週間の会期なので後半にもう一度見に行って、完成した会場を見ることにした。薬局により買い物。昼食後はアトリエで過ごした。5時半から夕食準備。


11月7日(土)

 午前中からアトリエに入る。屏風風の絵に手を加える。


11月8日(日)

 ウオーキングしてプランターを耕したり、水菜と正月菜の種をまいたりした。その後洗車。そんなに汚れていなかったが、ボンネットを開けたら、結構隙間に落ち葉が入り込んでいた。午前も午後も屏風風の絵に手を加える。結構長い時間描いた。相撲が始まった。正代頑張れ。



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