高橋正樹の絵画制作

　もともと、今描いている作品は屏風なので、一度、地面におろしてみました。 　手前の石の前にもう一段石を入れています。

　今日は泊の部分以外を油彩のウルトラマリンでグレージング。色が深くなります。そして、油彩のチタニウムホワイトでリングの煌めきを入れて、手前の石を少し明るくしました。ここからは、絵が語りだすので、対話をしながら仕上げます。

　だいぶ密度が出てきました。ここで、もう一度油絵の具でグレージングしようと思っています。

　このところ、密度を出す作業なので、写真だとあまり変化は感じられないかも知れません。 　どこが変わったか分かりますか?

　蝶の標本、箔以外の背景部分を描いています。ここからは密度。新しい自分の発見!

　手前の石などを彩色。なるべく、塗るのではなく、描く意識で筆を運びます。 　細かくてわからないと思いますが、浮遊している魚や昆虫の卵のようなものも彩色しました。

　一気に私の絵らしくなってきました。 　アキーラのいいところは、水性なのに油絵の具の上にしっかりと、のること。さらに、すぐに上から塗り重ねられること。 　ここから細密さを増して密度を出していきます。

　マスキングを剥がし、アキーラの金、銀、銅を使って部分修正。 　蝶を６匹入れました。 　明日、乾いたら、油絵の具でインプリマトゥーラして、アキーラ中心に油絵の具も併用して描き進めていきます。

　あけましておめでとうございます。 　今日も箔貼りです。 　右側を貼りました。やはり、いつも箔を貼っているわけではないので、慣れた頃に終わります。どう見ても、あとから貼った右側の方がうまく貼れてます。